LINE予約システムの比較と選び方(サンプルあり済み)-本当に無料で使えるシステムを紹介-
無料で使えるLINE予約システムの比較
LINE予約の概要から説明しますが、無料から使えるLINE予約ツール2つの結論を知りたい方はこちら
LINEで予約を受付するメリット
LINEは、月間ユーザー数9,500万人(2023年6月末時点)と多くのユーザー数を抱えています。 また他のSNSと比較して希有なのは、各世代にユーザーが固定されている訳ではなく、60代で80.1%、70代でも72.1%の利用があります 2019年の利用率は66.8%ですが2023年には83.7%とまだ伸び続けている状況です。
そしてメールと比較すると5〜10倍以上の開封率を持ち、毎日必ずチェックする人も8割以上なので連絡漏れが起こりません。
お客様にとってもLINE予約は便利で簡単。予約へのハードルも低くなります
- 9500万人のユーザーがストレスなく予約できる
- 世代問わず高齢者でも7割〜8割を利用
- 予約ページまでの案内がQRコードで簡単
- 業務効率化だけでなくリピーター施策が出来る
前提知識〜「LINE予約」と「ネット予約」の違いを説明
LINE予約で検索してヒットするのはネット「予約システム」がほとんどでした。
無料から試せると書いてあってもネット予約は無料だけど、LINE予約を連携すると費用がかかるというパターンが多いです。
ネット予約とは、WEB経由で予約できるツール
ネット予約とは、ホームページ予約(WEB予約)と言い換えるとわかりやすいでしょう。
特徴は誰でもアクセスできる予約ページで、予約受付をします。
お客様とのやりとり・連絡は、予約時に登録してもらった「メールアドレス」が基本です。
ネット予約の特徴は、誰でも予約ページにアクセスできる
WEB予約なのでホームページのように全体に公開されています。誰でも予約ページにアクセス出来ます。
ネット予約の導入メリットは業務効率化
24時間お客様の好きな時に予約受付できる。予約空き時間を表示して、予約可能な時間帯の中からお客様の都合に合った時間を選ぶ事が出来る。
電話対応が少なくなることで、メインの業務に集中できるようになります
ネット予約のデメリットは、顧客情報を毎回入力・取得する必要性
お客様を特定する為にはその都度、情報(IDやパスワード)を入力してもらうか、名前や電話番号を毎回入力してもらう必要性があります。
連絡手段がメールだと連絡ミスが増えてきた
LINEが登場してから、対個人の連絡手段がeメールからLINEに完全に移りました。
お店がメールアドレスに連絡しても、「見ていない人がほとんど」か「数日後に気づく」事が多くなってきました。
予約システムで予約しても来店されないケースが増える
お客様側からすると、予約を確認するにもメールアドレスだと検索して膨大なメールから予約時間を確認するのは一苦労です。
予約時間を事前にチェックしない人が多くなり、時間を間違えたり予約忘れで来店されないケースが多くなってきました。 そもそも予約HPに到達するまでにも、探す手間があり煩わしいのです
- メールアドレス宛に連絡しても、メッセージが開封されない
- メールでの連絡は、お店側にとっても労力と時間がかかる
- メールはリアルタイム性がないので結局、電話連絡するが繋がらない。
- お客様が予約する時も予約サイトまで到達する手間が発生する
- メールアドレスの登録間違いや、迷惑フィルタで届かずトラブル起こる
LINE予約はネット予約のデメリットを補う
ネット予約のデメリットであるメールでの連絡を、LINEに変更するだけでお店側にとっても、ユーザー側(お客様)にとっても、便利で使いやすくなります。
その他にも下記の特徴があります
LINE予約の特徴は「友だち」に予約ページを限定公開
ネット予約と異なり、誰にでも予約ページにアクセス出来る訳ではありません。
LINE予約ページにアクセスするには、お客様に「友だち登録」してもらう必要があります。
LINE予約ではお客様は毎回情報を入力する必要がない
初回に友だち登録しないと予約ページにアクセスできない反面、お客様は2回目からは個人情報の入力が不要になります。
LINEのIDで誰からのアクセスかを特定できるからです。
LINE予約では、予約ページのアクセスが容易になる
公式LINEはリッチメニューを設置できるため、お客様は予約ページに迷うことなく簡単に到達できます
予約空き時間を素早くチェック。予約へのハードルが下がる
予約するためには、予約可能な空き時間をチェックする必要があります。しかしネット予約だと毎回HPまでアクセスする手間が発生します。
一方で、LINE予約であればリッチメニューから一瞬で予約ページにアクセスできます。
さらにお店側から予約への催促メッセージなども可能になります。
お店側が思っているよりも、ネット予約ではお客様に不便さを感じさせているのです
- お客様にとって予約時間・日時を確認しやすい(来店忘れを防ぐ)
- 双方のコミュニケーションが容易。(既読も確認できる)
- 開封率はメール比較で5倍以上(スマホにプッシュ通知される)
- 登録の際にメール入力作業が不要(入力ミスによる連絡漏れがない)
LINE予約の前提知識まとめ
既存のネット予約はホームページでメールアドレスを登録。業務効率化が主たる目的。
しかしメールをチェックしないお客様が増加して連絡漏れなどトラブルの元に。
本題・LINE予約システムといっても約4パターンある
- 要するにLINEで予約する機能に特化しているサービス
- リピッテ(Repitte)やReRe、ポチコなど。
- 予約 on LINE はカスタマイズ性はないが予約機能以外の機能も使える
- 複雑な設定が不要。誰でも気軽に導入しやすい。
- 他のクーポン機能などと組み合わせは難しい
- LINE以外のHPからの予約と連動していない
- ネット予約が本体のまま、LINEミニアプリを連携
- リザービア、STORESなど
- 美容室専用システムなど業種特化型(例 美容室はLIME Hairやcommingsoon)
- ネット予約とLINE予約をまとめて予約管理ができる
- ネット予約は無料から開始できるツールも、LINE予約機能は有料オプション
- 本体がネット予約ツールなのでLINE側に情報は蓄積されない
- ぐるなび や RettyなどLINEのパートナー企業が提供している機能
- ぐるなび加盟店など、特定のサービスのユーザーが使える
- LINEで予約 機能は、基本的に料金はかかりません。(無料)
- 付帯しているサービスを辞めたら、LINEで予約も使えなくなる
- Lステップ、エルメッセージ、プロライン、LINY等
- 予約機能は機能の一部。他にも多くの機能が追加できる
- 業務効率化だけではなく、リピーター施策など売上げアップ施策
- ミニアプリと違ってカスタマイズ性が高い。自動化ができる
- 初期構築が複雑。構築業者に依頼するのがオススメ
番外
- TOL(トル)はスマホアプリだけ。LINE予約連携は出来ないが・・
予約システムのカテゴリー別に説明します
- 要するにLINEで予約する機能に特化しているサービス
- リピッテ(Repitte)やReRe、ポチコなど。
- 複雑な設定が不要。誰でも気軽に導入しやすい。
- 他のクーポン機能などと組み合わせは難しい
- LINE以外のHPからの予約と連動していない
LINEミニアプリの予約システム
https://developers.line.biz/ja/services/line-mini-app/
LINE予約に特化したLINEミニアプリ
LINEミニアプリの特徴(メリット)
- 特定の機能(予約機能)に特化しているのが特徴
- 機能が絞られている為、設定が簡単(導入が楽)
- 予約機能に限定される。業務効率化が目的
LINEミニアプリのデメリット
- 集客など他の機能と連動できない
- 同一の予約画面でカスタマイズ性(オリジナリティ)がない
LINEミニアプリとは、特定の機能に特化(限定された)アプリです。
誰でも使いやすくLINE予約の中で一番導入が容易です。
しかしLINEのアプリの為「友だち」以外は予約ページにアクセス出来ません。
また、カスタマイズ性が乏しくオリジナル性を持たすことは出来ません。
つまりLINEからの予約だけに絞って効率化したい方にオススメ
ネット予約システム+LINEミニアプリを連携
- ネット予約が本体のまま、LINEミニアプリを連携
- 総合予約型のリザービア、STORES、業種特化型でPOS連動のLIMEhairなど
- ネット予約とLINE予約をまとめて予約管理ができる
- ネット予約は無料から開始できるツールも、LINE予約機能は有料オプション
- 本体がネット予約ツールなのでLINE側に情報は蓄積されない
ネット予約+LINEミニアプリの特徴(メリット)
- ネット予約とLINE予約を両方とも使える
- 予約機能に限定される。業務効率化が目的
ネット予約+LINEミニアプリのデメリット
- LINE予約だけで契約できない(本体はネット予約システム)
- LINE予約だけをお試し導入できない(有料オプション)
- ネット予約とLINE予約と2つ分のシステム費用がかかる
ネット予約システムに、LINE予約を連携(有料)するので予約のとりこぼしがありません。ただし、費用も各々かかるのでコスパは悪い
LINEユーザーだけで8割を超えた現在、残りの1割を補うのに2倍の費用をかけるか悩みどころ。
今使ってるネット予約システムに、LINE予約を機能追加したい場合にオススメ。
しかし、新規で予約システム導入する場合は、LINE予約に絞っても問題ないと思います
LINEで予約(飲食店向け)
LINEで予約 サービスページ(LINEヤフー)
- ぐるなび や RettyなどLINEのパートナー企業が提供している機能
- LINEヤフー本体が提供しているサービスで安心感がある
- ぐるなび加盟店など、特定のサービスのユーザーが使える
- LINEで予約 機能は、基本的に料金はかかりません。(無料)
- 付帯しているサービスを辞めたら、LINEで予約も使えなくなる
LINEで予約(飲食店向け)の特徴(メリット)
- 公式LINE(LINEヤフー)が始めた新サービスで管理画面など1つで済む
- 集客メディアとセットになっており友だち集めが容易
- 認知・集客とLINEへの誘導がセットになっている
- LINEで予約は基本無料(パートナー企業への広告料に含まれる)
- ぐるなび、RETTY、ヒトサラ、PayPayグルメ、ebisol、GATEシリーズ
LINEで予約(飲食店向け)のデメリット
- LINEのパートナー企業が提供するので広告掲載が必須
- 飲食店に業種が限定される。
- 提供する広告媒体を辞めると、LINEで予約も使えない
- 1つの集客に依存する傾向。媒体を横断しての集客は出来なくなる
既にぐるなび、RETTYに掲載していて、集客ができている場合はその予約をLINEで予約に切り替える事で業務効率化が出来る。
集客力があるメディアから友だち登録を促せる。
個人店よりもチェーン店のように客数が多い店舗向け。
ただし広告メディアが提供している為、複数の広告に出稿している場合でも、1つの媒体しか公式LINEと紐付けできない
予約機能以外もすごい!自動化できるLINE機能拡張ツール
マーケティングオートメーションとは、教育(ナーチャリング)や顧客管理を自動化して、ワンストップで行うことができる仕組みになります。Lステップ公式ページから
- Lステップ、エルメッセージ、プロライン、LINY等
- リピーター施策など売上げアップ施策がメイン
- ミニアプリと違ってカスタマイズ性が高い。自動化ができる
- 初期構築が複雑。構築業者に依頼するのがオススメ
LINE機能拡張ツールの特徴(メリット)
- MAツールとはマーケティング・オートメーションツールの略
- 予約機能は全体の一部。クーポン配布や配信なども自動化できる
- カスタマイズ性がある。ビジネスに合わせた「売れる仕組み」を作る事が可能
- 店舗ビジネスだけでなく、オンラインビジネスにも対応できる
LINE機能拡張ツールのデメリット
- カスタマイズ性が高い反面、初期構築に時間がかかる
- 構築にはマーケティングの知識が必要である
- 機能が豊富。使いこなせるかどうかが肝
元々はマーケティングのシステムが、予約機能を実装したことで売り上げUPの仕組み作りと、予約自動化による業務効率化が両方1つのツールで実現できるようになりました
予約システム以外の機能を組み合わせれば「売り上げアップの仕組化・自動化が可能」になります。
ただし、機能が多い故に初期構築のスキルも必要になります
LINE予約と少し異なる?リッチメニューから予約にリンク
LINE予約のはじめ方(tol~トル)
番外情報
- tol(トル)はスマホアプリ完結型の予約システム
- 公式サイトで紹介されているLINE予約連携は、本来のLINE予約と意味が違う
- スマホのアプリで管理する、基本はネット予約(WEB予約)のシステム
- LINEのリッチメニューから、ネット予約ページへリンクしている
LINEからネット予約ページにリンクを貼っているだけなので、「※LINEとシステム連携している訳ではない」ので注意が必要です。
予約自体はネット予約と同じでメール連絡となります。LINEで予約完了の通知や予約管理できる訳ではありません。
この方式(LINEリッチメニューから予約ページへリンク)は、トル(tol)に限らず他のネット予約システムでも可能です。
※個人的には少し勘違いさせてしまう表記だと思いました
無料で始める事ができるLINE予約システムは2つ
この記事でご紹介したすべてのツールを試してみました。その中でLINE予約を※無料からスタート出来たのは下記の2社 だけでした。(他のツールは、ネット予約は無料で試せるけど、LINE予約は最初から有料でした)
※公式LINE本体の費用は別途で200通以上で5500円〜かかります。
- Lmessage(エルメッセージ)〜LINE機能拡張ツール〜
- プロライン〜LINE機能拡張ツール〜
エルメッセージ
- LINE予約は直感的で見やすい。サロン系の店舗に特にオススメ
- スマホアプリがある。スマホで予約状況を確認できる
- チャットもスマホアプリから出来る
- 機能的にプロラインと比べるとシンプル
- 誕生日などお客様の年1回のイベントが重要な業種(ケーキ屋さん、花屋さん)
エルメッセージ有料切り替えのタイミングは
- 1000通以上のメッセージ配信(チャットも含まれる)
- 有料になると月額10,780円〜(年払いで月額9702円)
- 無料期間は一部機能が制限される(決済連携やアクションスケジュール)
エルメッセージ無料プランおすすめな人
- ITに弱い人。スマホアプリで予約管理できる
- 予約機能を中心に使いたい店舗ビジネスの人
- なるべくシンプルな管理画面が好みな人
- ケーキ屋、花屋さんのような誕生日クーポンが大切な業態
LINE予約の管理画面、操作画面が非常にわかりやすいので、とにかくLINE予約を無料で導入したい人はエルメッセージがオススメです
エルメッセージ導入に向かない人
- オンラインからの集客がメインの人
- シナリオ配信に懲りたい人
- LINE予約の他にも機能を使いたい人
プロライン
- LINE予約を含むすべての機能も「無制限」で利用できる
- ランディングページ(1枚のHPのようなモノ)もツール内で作成できる
- 公式LINEとは別の独自の期限付きクーポンが作成できる
- 長い目でみて一番コスパ安い
- ZOOM予約にも対応!オンライン個別面談の予約に使えます
プロラインの有料切り替えのタイミングは
- シナリオ数が10個まで完全無料(自分で有料のタイミングが選ぶ事が出来る)
- 有料に切り替えた時には月額9680円税込(年払いで8,066円税込)
プロライン無料プランおすすめな人
- フリープランならずっと無料で使える
- ZOOM予約にも対応したい人(店舗にも使えます)
- クーポンのは配信を自動化したい人
- ITに詳しく、高機能なツールを自分で設定できる
- 友だち紹介制度など予約以外の集客機能にも興味がある人
他社では月額3万円以上する紹介報酬(アフィリエイト)の機能も無料で使えます。他にも、期限付きの特別クーポンを全自動で配信したり、期限付きのLPを作成したり、とにかく他にはにない独自の機能が満載です。ZOOMと連動してオンラインの商談予約にも対応しています
プロライン導入に向いてない人
- LINE予約だけを使う人。予約以外の機能に興味がない人
- ITは苦手な人。高機能よりもシンプルな機能が好きな人
- お誕生日クーポンが必要な業種(花屋、ケーキ屋)
- LINEマーケティングに強い興味がない人
ただし元々が情報商材系のツールなので、少し怪しく感じてしまうのが難点。 無料登録すると、LINEマーケティングの学習動画が送られてきます。
(強制的に視聴を促されるので動画視聴は面倒くさいですが、内容的にはとても勉強になります)
ご自身で公式LINEを運用したい人に強力な味方のプロライン。
LINE拡張ツールの中でも独自の機能をたくさん備えています。
とにかく高機能でいろいろな事が自動化できるすごいツール。
特にオンラインのビジネスをされている方には、プロラインをオススメします
プロラインのLINE予約のデモ画面を体験する
LINE予約機能の比較 まとめ
LINE予約を本当に無料でお試しできる2つツールを紹介しました。
ネットで検索すると、無料でお試しできる・・と書いてあっても、実際にはLINE予約はオプションで最初から有料というパターンが多くて驚きました。
実際にすべて試してみて、2つの無料から試せるツールをご紹介しました。
エルメッセージとプロラインは、どちらも無料でお試しできるので、できれば2つともお試しするといいと思います。
時間がない人は、高機能でLINEマーケティングを極めたい人はプロライン、予約機能だけを使えればよくて他の機能まで学習する自信がない人はエルメッセージから導入してみましょう。 プロラインは、無料期間中にLINEマーケティングの学習動画を視る必要があります。これが非常に勉強になります。
プロラインは費用的に一番安い+高機能
プロラインの有料化の起点は、ステップ配信のシナリオ数が11通以上からです
他ツールとは異なり起点が配信数ではない為、有料への切替はあなた自身が決める事ができるので、納得するまでずっと無料で使う事が可能です