Lステップとエルメッセージ比較③ 流入経路分析の機能編

Lステップとエルメッセージ比較(流入経路分析の機能編)

この記事はこんな人に向けて書いています
  • LINE拡張ツールを自分で導入したいけど、どのツールか迷っている
  • LINE構築を考えているけど、どんな事が出来るかツールで比較したい
  • HP、SNS、店舗など複数の経路から効果的な集客をしたい方
  • Lステップとエルメッセージの違いを深く知りたい

LINE拡張ツールを導入する時に費用や価格で悩む事が多いでしょう。しかし実際に比較しようとすると、それぞれ3ヶ月以上かけて構築する・・なんて無理ですよね?

正直、経営者はそんな事しているよりも決断してLINE構築をして販促をスタートしたほうがいいです。

弊社はどちらのツールも使ってLINE構築をしています。なるべく表面的な情報ではなくて、プロでしかわからない比較をしますね

表面的な比較しかしている記事がなかったので助かります
LINE拡張ツール比較 第2回(決済連携機能予で比較)
決済をLINE内で促し、決済した方には特別なコンテンツを配布する。これが決済連携機能です。この機能が必要かで拡張ツールの選定を比較しました

流入経路分析機能でLステップとエルメを比較する

コーチ業
Instagram、ブログ、Tiktok、Twitter色々なSNSをやっているけど、どこからLINE登録されているのかな?
店舗のお客様
チラシを多く撒く(配布する)ので、どのチラシが反応が良かったのかを計測したい

前提の知識(流入経路分析とは?)

流入経路分析・流入アクションとは?

要するに、QRコードや友だち追加URLを複数発行できるようになります。 それぞれのQRコード毎に、違うアクションを設定しておく事が出来ます

流入経路分析の機能があった方が良いと思われる人
  • YouTube、Instagram、店舗、チラシなど友だち登録のポイントが複数存在し、さらにその経路ごとにシナリオやアクションを変更したい人
  • どこから友だち登録されているのか「客観的に」分析したい人
  • 複数の店舗などや、リアルとオンラインなど異なる属性のお客様を1つのアカウントで管理したい方

具体的に流入経路機能を使う場面を解説

一番良く使う使い方としては、友だち登録URLやQRコードを読み取った時に、「タグ付け」「アクション」しておく事が多いでしょう。

流入経路タグ付けの意味・使い方
  • 効率良く友だち登録集めの施策ができる(再現性高める)
  • 一斉配信の際に、お客様に沿った内容を配信できる
  • Twitter経由からの人にフォロー特典などアクション使い分け
効率良く友だち登録集めの施策ができる(再現性高める)

流入経路でタグ付けしておく事により、どの経路から友だち登録していたのかが一目でわかるようになります。
この機能で一番大切なのは、どのSNSから多く友だち登録されているのかを「客観的に」知ることが出来る事です 例としては、本人はInstagramを頑張っていたけど、実際に流入経路分析してみると、ブログからの友だち登録からだったみたいな事が結構あります。 SNSを複数運営することが当たり前になっていますが、フォロー数が多いからといって申し込みが多いとは限りません。 流入経路0を1にするよりも、少しでも流れがある経路を増やすほうが効率的です。 まったく流入がないSNSに力を入れていたなら、思い切って辞めてリソースを効果があるメディアに集中したほうがいい場合もあるでしょう。

一斉配信の際に、お客様に沿った内容を配信できる

すぐにアクション施策をする以外でも、後々の運用で役立つ事もできます。 例えば講師系の業種において、リアルのお客様とオンラインのお客様と両方存在する場合など、お客様の属性によってお知らせする内容を分ける事で、ブロック率の低下や反応率の向上が見込めます。

流入経路機能はアイデア次第で様々な使い方が出来ます

流入経路機能の応用の使い方とは?

流入経路分析の機能は単純化すると「QRコードや友だち追加URLを複数発行」「QRコード毎に、違うアクションを設定」出来る事です。
この機能を他のクーポンなどと組み合わせれば、アイデア次第では色々な業務効率改善に繋げる事も可能です

流入経路アクション応用的な使い方例
  • ①既存のお客様に来店クーポンとして利用する
  • ②リアルイベントで出席&当日のスケジュールを配布する
  • ③営業担当者ごとにQRコードを分けておく
  • ④A/Bテストでチラシ反応率を確認する
①既存のお客様に来店クーポンとして利用する

QRコードを読み込んだ際に、特別なクーポンやダウンロードURLを配信するアクションを設定できます
会場にQRコードを置いておくだけで、来店特典などをお客様に配布する事が可能です

②リアルイベントで出席&当日のスケジュールを配布する

①の延長線上の施策ですが、QRコードを読み込んだ人を特別なタグを付与する事で、出席者を抽出する事ができます。
また、セミナー会場などでは当日のスケジュールや、タグ付けで抽出して後で一斉配信でレポートを送るなど、QRコードを読んだ人だけにメッセージを送る事で、いろいろな活用方法が考えられます

③営業担当者ごとにQRコードを分けておく(営業成績把握)

担当者の名刺や配布するチラシに担当者ごとに違うQRコードを付与することで、お客様が来店・購入された際にどの営業マンが対応していたかが、一目でわかるようになります。
営業成績の把握にもなりますし、お客様にとっては担当者がすぐに対応できることで満足度が高まります

④A/Bテストでチラシ反応率を確認する

チラシのデザインが2案ある場合、どちらのチラシの反応が良いかを問い合わせ先のQRコードを2つ作る事でA/Bテストする事が出来ます

以上のように、アイデア次第で様々な分析や施策ができます。
これはLINE公式アカウント単体では出来ない事で、LINE拡張ツールを使って実現できる機能になります

Lステップとエルメッセージ、それぞれの流入経路分析の特徴比較

Lステップの流入経路分析の特徴
  • プロプラン(月額32,780円)でのみ流入経路分析が使える
  • スタートプランでも裏技的に簡易的な流入経路URLを発行する事は可能
  • クロス分析機能を使えば、より詳細な分析ができる
エルメッセージ(エルメ)の流入アクション
  • フリープランでも3つまで流入経路が作成できる
  • 有料プラン(月額10,780円)で4つ以上が使える
  • Lステップに比べてシンプルな機能

Lステップの流入経路分析の特徴

プロプラン(月額32,780円)でのみ流入経路分析が使える

個人サロン系の店舗経営者には、この月額は高く感じると思います。一方でアカウントが数千規模になってくると、流入経路分析はとても重要で配信コスト削減にも役立ちます。

スタートプランでも裏技的に簡易的な流入経路URLを発行する事は可能

スタートプランでも短縮URLを使ってQRコード化する事で、簡易的な流入経路を特定する施策は可能です。
ただし、あくまで裏技的な施策で完璧ではありません。

クロス分析機能を使えば、より詳細な分析ができる

クロス分析機能は、流入経路+購入数などで流入経路ごとの購買率(CVR)を計測できます。中規模以上のアカウントになれば、この分析結果をもとに施策をうてば月額費用は回収できる確率が高いです

Lステップ公式サイトより引用

クロス分析機能を使うと例えば、YouTube経由の登録者とTwitter経由の登録者、どちらの流入数や購入率が高いかを見ることができます

  • 全体(友だち登録数)はYoutube経由の方が多い
  • A化粧水はYouTube経由の人によく売れている
  • しかし全体的な購入率はTwitter経由の方が高い

といったことがわかります。 カスタマージャーニーが可視化され、購入者の流入元の傾向が見えてきたり、強化ポイントを見つけたりすることにつながります。

エルメッセージ(エルメ)の流入アクションの説明

フリープランでも3つまで流入経路が作成できる

エルメッセージでは、フリープランでも流入経路分析が3つまで試す事が出来ますので、一度どのような機能か気になるかたは、実際に一度お試しされるといいと思います

有料プラン(月額10,780円)で4つ以上が使える

3つまでの経路を無料で登録できます。4つ以上は有料プランでのみ登録できます

Lステップに比べてシンプルな機能

Lステップのクロス分析機能などの組み合わせがないため、シンプルに「流入経路のみで分析」が出来ます。
エルメは、このようにシンプルですがまんべなく機能が充実している印象があります

まとめ・LステップとLメッセージ(エルメ)比較(流入経路アクション編)

充実した分析がセットのLステップ、必要充分な機能のエルメ

ちなみにLステップでも、アンケートを実施してお客様自身に経路を尋ねる事でタグ付けする事で代用も可能です。
アンケート回答ならLステップのスタートプランでも可能です。

つまり流入経路分析の機能は、リアルで目の前のお客様にいれば必要ありません。チラシやSNSなど、つまりオンライン中心に友だち登録される事が多い業種・業態において必要な機能だと言えます。

Lステップとエルメッセージの流入経路分析の機能を比べても、シンプルなエルメ VS 高機能な分析のLステップという図式かと思います。

対にコスパ良くすませたいエルメ VS 費用はかけても回収見込みがあるならLステップ・・とも言えます

エルメの流入経路を使って成功した具体例は、普段は自然食品の販売を店舗でされていますが毎週1回、レンタルキッチンを借りて料理教室を開催されているお店があります。

店舗販売と料理教室で流入経路を分けてLINE友だち登録いただく事で、リッチメニューも分けて、それぞれの属性のお客様に最適なメッセージを配信されています

弊社の流入経路分析の見解まとめ
  • 流入経路分析に差はありませんが、紐付けするアクション機能がLステップのほうが複雑な設定が可能です。
  • Lステップは流入経路分析+タグなど条件を2つ掛け合わせて分析できる「クロス分析機能」が利用できます。
  • 複数メディアを1人で運用している人や1店舗で流入経路を分けたい人はフリープランでエルメをお試しください



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