公式LINEで(ほぼ)フリーダイヤルに似た環境を無料で作るLINEコールの設定方法
LINEコールとは、登録者(お客様側)からLINE公式アカウントに無料電話ができる機能です。 なんとLINE公式アカウントを開設するだけで無料で利用できる機能です。(無料プランでも可能) しかし2020年7月に追加された新しい機能だからか、あまり導入されていません。 無料でフリーダイヤル環境を構築できますので導入しない手はありません。 簡単な設定で無料通話が実現! ただし、電話と異なる点が多くあるので注意が必要です。 ポイントを押さえたら、とっても簡単なので是非この機会にLINEコールを導入しましょう
LINEコールを導入するメリット
先にLINEコールのメリットをまとめました。
- 無料でお店に電話(無料通話)が出来る
- チャットではわかりづらい事を聞くことが出来る
- ビデオ通話で店舗に行かなくても商品のサイズや色など見る事ができる
- 急ぎの要件を即座に確認する事ができる
- コスト削減(無料でフリーダイヤルを構築)
- 商品やサービス内容をチャットを打つより手短に、かつ詳細に説明できる
- あらかじめLINEコールの受付時間を設定できる
- 営業電話を防止、お客様の通話に限定できる
- お客様(友だち)側からしか発信できない
- お店側からお客様には発信できない。お客様に発信を促す「発信リクエスト」は可能)
- 応答時間を設定する事が出来る
- 有料プランのみ通常電話に転送が出来る
- 診療行為にはLNEコールは禁止されている
LINEコールはLINE公式アカウント導入するだけで無料で使えて、お客様側にも、お店側にも両方にメリットがあります。
それぞれ説明します
お客様がLINEコールを使うメリット
無料でお店に電話(無料通話)が出来る
なんといってもお客様のメリットは無料で気軽に通話できる事です。
お客様にとっても、個人のLINEでの通話は使い慣れている為、使い方の説明などは不要です。
アイコンを表示するだけで通話機能を理解してもらう事とが出来ます
チャットではわかりづらい事を質問できる
お客様がお店に聞きたい事がある。それは商品やサービスに興味があるからです。
疑問をもった時に、ほとんどのお客様はチャットで質問されません。
文章で手短に質問するという行為は、意外と難易度が高いものです。
電話のように、断片的な単語を並べただけでお店スタッフが推測して理解してくれるのは、特に高齢者にとって感謝されます。
【ビデオ通話】で商品のサイズや色など確認ができる
チャットや写真だけでは商品サイズや色合いを伝える事は出来ません。かといって、店舗に行くのも時間がかかります。
ビデオ通話をとおして商品・サービスの説明を受ける事で、お客様は手間と時間を最小限にして欲しい情報を得る事が出来ます。
緊急の要件(ex. 道に迷った)を即座に確認できる
美容室・整骨院などで予約時間に遅れる場合や、初来店時に道に迷ってお店にたどり着けない場面を想定してみましょう。
あなたはチャットで質問して返事を待ちますか?既読まで待てませんよね?
道に迷っている時などの説明は、チャットでは解決できません。
そんな緊急性の高い場面ではLINEコールの無料通話はお客様にとって大きな手助けになるでしょう。
お店側がLINEコールを導入するメリット
コスト削減(無料でフリーダイヤルを構築)
フリーダイヤルをお店が導入しようと思うと、既存の電話では初期導入費、月額費用2000円前後、通話料1分20円程度と小規模事業者にとって高いコスト負担が必要でした。
しかしLINEコールを導入することで、フリーダイヤルとほぼ同じ環境を無料で構築できます。
商品やサービス内容をチャットより詳細に説明できる
チャットは気軽に相談できますが、長文になると見返すことが難しくなります。
チャットで既読がついたとしても、お客様が全てを読んでいるとは限りません。需要な連絡事項はLINEコールを使う事でお客様の理解を確認しながらサービスや商品説明することができます。
あらかじめLINEコールの受付時間を設定できる
電話と違う大きな点は、受付時間をお店側で設定出来る事です。(応答時間外にお客様がLINEコールを押すと、営業時間外ですと表示されるようになります)
個人店舗において、電話対応の時間は負担が大きい事もよくあるケースです。あらかじめ暇な時間帯のみに電話対応時間を設定しておく事ができます。
営業電話を防止、お客様の通話に限定できる
1日5件くらいかかってくる営業電話。非常に迷惑ですよね。
HPやチラシに電話番号を掲載するだけで、名簿会社が電話番号を業種別にリスト化して営業会社に販売します。だから一旦、営業電話がかかってくると、どんどん営業電話が増えていきます。
本当の顧客だけから電話を受付したいときにLINEコールは有効な施策です。なぜなら「電話番号」が存在しないので、営業会社に番号が出回らないからです。
通常の電話とLINEコールの違い
ここまでLINEコール機能を導入するメリットを説明しました。
お客様も無料で通話できて、店舗側も無料で導入できる。
さあLINEコールを導入しようと思った方、少しお待ちください。
LINEコールと電話で大きく異なる点に注意が必要です。
お客様(友だち)側からしか発信できない
電話と違ってお店からLINEコールを発信する事が出来ません。友だち(ユーザー)側からの発信に限定されます。
最初は不便だと感じますが、慣れると気になりません。結局はお客様のタイミングで通話したい時にだけLINEコールを利用されます。
電話のように突然前触れなく呼び出しして嫌がられる事がありません。
お客様に発信を促す「発信リクエスト」は可能)
お店側からユーザーに発信はできませんが、チャットのトーク画面にて友だちに無料通話の発信リクエストができます。
ユーザー側も見ず知らずのお店に、無料でも通話する人は希です。お店側がユーザーに発信リクエストをする事で、お客様からの通話発信を促す事が可能です。
応答時間を設定する事が出来る
応答時間を曜日・時間であらかじめ設定する事が可能です。例えば平日の午前中のみ応答時間に設定する事が可能です。
有料プランのみ通常電話に転送が出来る
有料プランの「ライトプラン」以上で、LINEコールから特定電話番号への転送機能が利用できます。
LINEコールを禁止されている業種
- 診療行為にはLNEコールは禁止されています※
※オンライン診療にLINEを使う方には「LINEドクター」がLINE社から提供されています
LINEコールの設定方法・導入方法
PC設定画面
LINEコールの応答時間を設定する
複数の担当者のスマホでLINEコールを受信するには
LINEコール通話ボタンを表示させるには?
トーク画面に通話ボタン表示
プロフィール
リッチメニュー
上部メニューのホーム>チャット>から左メニューのチャット設定>電話を選択。一番下まで画面をスクロールするとLINEコールを宣伝とQRコードのURLが表示されています。このURLをコピーしましょう。
左メニューのトークルーム管理>リッチメニューから、リッチメニューの編集画面に入り、画像領域を指定して「リンク」を選択、コピーしたURLを貼り付けましょう。 ユーザーがリッチメニューをタップすると、LINEコールが出来るようになります。 一番 ユーザー側からは、LINEから電話が発信できると一番わかりやすいのが、このリッチメニューにURLをリンクする方法になります
印刷物
上部メニューのホーム>チャット>から左メニューのチャット設定>電話を選択。一番下まで画面をスクロールするとLINEコールを宣伝とQRコードのURLが表示されています。
このQRコードをダウンロードして、印刷しましょう。
チラシなどに印刷して配布すれば、友だち登録するきっかけを促す事にもなります。
表示させない場合(お店側が通話を望んだ場合のみ)
まとめ
LINEコール・・公式LINEで使える無料電話の機能と設定方法をお伝えしました。ユーザーにとっても、企業側にとっても便利なので是非導入しましょう。